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NEWUnsung Heroes of Old Japan

Unsung Heroes of Old Japan

Isoda Michifumi
Translated by Juliet Winters Carpenter

Published by JPIC | Hardcover | ISBN 978-4-916055-76-7 | 208 pages | 210mm (h) x 148mm (w) | March 2017

無私の日本人

無私の日本人
磯田道史 著
文藝春秋 刊

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内容紹介

「『無私の日本人』が英語に翻訳されて、世界中の人々の手に届く日を、私は待ちわびていました。なぜなら、この本は、いつの日か、人類がこうなってくれたら、という淡い希望を胸に抱いて、書いた本だからです。人類普遍の価値というものが、あるのか、どうかはわかりません。しかし、永い歴史に鑑みて、このような価値観をもったほうが、人と社会は幸せになりやすい、というものは、はっきり、あるように思います。」 (磯田道文「英語版に寄せて」より。)

これは江戸時代の日本の話。自分と他人とをわけ隔てせず、高潔で無私の人生を貫いた三人の知られざる実話である。

「穀田屋十三郎」

商人・穀田屋十三郎は、さびれゆく貧しい町を救うべく壮大な計画を立てた。財政難の大名に金を貸し、毎年の利息を受け取ろうと考えた彼は、同志とともにすべてを投げ売ってとほうもない資金を集めた。

「中根東里」

卓越した学者でかつては禅僧だった中根東里は、仕官を拒み、下駄を売りながら極貧に生きることを選ぶ。その時代最高の詩人であったかもしれない彼は、自らの作品を火に投じ、田舎の村儒者としてその人生を静かに終えた。

「大田垣蓮月」

京都の絶世の美女、大田垣蓮月は、二人の夫と四人の子と死に別れるという悲運の人生をたどる。その後彼女は尼となり、和歌と焼き物に人生を捧げた。また、蓄えた金で貧しい人々に食べ物を分けあたえ、加茂川に橋をかけるという巨大な慈善事業にも取り組んだ。

著者紹介

磯田道史

1970年、岡山県生まれ。実家が鴨方藩重臣の家系だったことから、幼い頃より古文書に興味を持つ。2002年、慶応義塾大学大学院博士課程修了。静岡文化芸術大学教授を経て、現在、国際日本文化研究センター(京都市)准教授。史料を読みこみ、社会経済史的知見を活かして、歴史上の人物の精神を再現する仕事を続けている。ベストセラーとなった『武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新』は2003年新潮ドキュメント賞受賞、のちに映画化された。他に『天災から日本史を読みなおす』『徳川がつくった先進国日本』など著書多数、多くの賞を受賞している。