JPIC読書アドバイザークラブ(略称 JRAC ジャラック)は、「第2回 親子で読んでほしい絵本大賞」の受賞作を、『あるヘラジカの物語』(原案:星野道夫、絵・文:鈴木まもる、発行:あすなろ書房)に決定し、2021年3月16日に贈賞式を行います。
この賞は、司書、読みきかせボランティアなど、子どもに絵本を手渡す経験が豊富なJRAC会員が、「この本読んで!」で紹介した過去1年間の新刊絵本400冊の中から、「親子で読んでほしい絵本」を投票で選考し、表彰するものです。また、今回は「この本読んで!読者賞」も新設し、多くの読者より投票いただきました。
「この本読んで!」2021年春号では、絵本大賞の特集記事を掲載しています。
「親子でもっと絵本を楽しんでほしい!」「いい絵本を親子に届けたい!」と の思いを込めて創設した賞です。 入賞の12作品は以下の通りです。
第2回「親子で読んでほしい絵本大賞」入賞作品 | ||
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1位 (大賞) |
『あるヘラジカの物語』 (あすなろ書房)1,500円 2頭のヘラジカの角がからみあったまま骨になっている写真。大自然のドラマと生命のつながりの物語が誕生しました。 |
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2位 |
『とんでいった ふうせんは』(絵本塾出版)1,500円 おじいちゃんは家族の誰よりも多く、思い出という風船を持っています。青い風船はイヌがなくなったとき、紫の風船はおばあちゃんと結婚したとき。けれどおじいちゃんの手からどんどん風船が離れてゆくのです。 |
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3位 |
『おれ、よびだしになる』(アリス館)1,400円 ぼくは、相撲が好き。でも呼出さんのほうがもっと好き。一人前の呼出をめざして、いろいろなことを学びます。 |
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4位 |
『おおにしせんせい』(講談社)1,500円 大西先生の授業はいきなり図画工作。太い筆1本で紙いっぱいに思いっきりかくんやで! まっさんは茶色の絵の具で廊下の絵を描き始めます。 |
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5位 |
『ひとはなくもの』(こぐま社)1,200円 すみれはよく泣きます。「なんでそんなに泣くの!」とお母さんに言われても仕方のないぐらい。だって、人は泣くものですから。 |
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6位 |
『おにぎりをつくる』(ブロンズ新社)1,200円 さあ、おにぎりを作りますよ。まずはお米を量るところから! |
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7位 |
『たべる たべる たべること』(おむすび舎)1,500円 命はつながっていきます。人生のさまざまな場面で食べることの大切な意味を、女の子の成長を通して見つめます。 |
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8位 |
『みずをくむプリンセス』(さ・え・ら書房)1,500円 アフリカに暮らすジージーが、朝起きて最初にすることは、母さんと水を汲みに行くことです。汲んで帰るのは泥のまざった茶色い川の水です。 |
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9位 |
『虫ガール ほんとうにあったおはなし』(岩崎書店)1,500円 将来は昆虫学者になりたい、虫が大好きなカナダに住む女の子の実話。きっかけはチョウ。まわりの子に合わせるために虫を封印しようとしたことも。 |
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10位 |
『こんにちは! わたしのえ』(ほるぷ出版)1,400円 まっ白のまん中に青い絵の具を含ませた筆を置くと、ギザギザの生きものみたいな色が生まれ......。もっともっと描きたい! そんな気持ちがあふれだすお話です。 |
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11位 |
『こどもかいぎ』(フレーベル館)1,300円 こども会議のメンバーの今日のお題は「おこられたときは、どうしたらいいか」です。いろいろな意見が出ますが、名案が浮かびません。そのとき、らんが言いました「ぎゅってするのはどうかな?」 |
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11位 |
『ふーって して』(KADOKAWA)1,200円 絵本に向かってふーっとすると画面いっぱいに色が広がります。 |
「この本読んで! 読者賞」 | ||
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1位 |
『ちちゃこいやつ』 (マイクロマガジン社)1,550円 ほらあなにちちゃこいやつが住んでいます。オオカミは遊ばないかと誘ったりしますが......。山形弁の軽妙な語り口が愉快です。 |
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2位 |
『あるヘラジカの物語』(あすなろ書房)1,500円 2頭のヘラジカの角がからみあったまま骨になっている写真。大自然のドラマと生命のつながりの物語が誕生しました。 |
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3位 |
『山は しっている』(鈴木出版)1,500円 朝太陽が昇り、その太陽が沈みゆくときには山をまっ赤に染め、夜のとばりがおりると真っ暗になります。山に生きる動物たちは、山に一日中見守られています。 |
※「この本読んで! 読者賞」は、今回から新設された「この本読んで!」の読者に投票いただいた賞です。