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2月26日特別講座 海部陽介さん「海を越えた最初の日本列島人」【オンライン】

オンライン
2022年1月27日更新

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日本列島に人類が上陸したのは3万8千年前。
彼らは海を渡ってきたことが最新の研究で明らかになってきました。
エンジンもGPSも無い時代に人類はどのように海を渡ったのか、それを探るために立ち上げられたのが「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」です。
NHKクローズアップ現代+での放送が大きく話題を呼んだプロジェクトの一部始終を、プロジェクトリーダーの海部陽介さんにお話ししていただきます。
日本人はどこからどうやって来たのか、私たちのルーツを探る冒険に出かけてみませんか?
お申し込みをお待ちしております。

<開催概要>
「海を越えた最初の日本列島人~実験航海で探った3万年前の挑戦~」

【講 師】
海部陽介(東京大学総合研究博物館教授)

【日 時】*見逃し配信あり
2月26日(土) 14:00-15:30

【参加費】
(1)1,320円...視聴のみ
(2)2,970円...視聴費990円(セット割)+書籍1,980円※送料別

<申込>

<海部さんより講座についてのコメント>
「最初の日本列島人は、大陸と列島がつながっていた頃に、歩いてこの地へやってきた」というのは、今や古い誤った仮説です。
地質学・海洋学・生物学などの最新研究から、祖先たちは3万年以上前に海を渡ってきたことが明らかになってきました。そこには世界最大規模の海流「黒潮」が流れる難関の海もありましたが、彼ら彼女らはそれらをどのような技術で、どうやって越えたのでしょう?
そんな祖先たちの挑戦を体感しながら理解するため、私たちは壮大な実験航海プロジェクトを立ち上げ、6年間の活動の末に台湾→与那国島の航海を成功させました。
本講座では、そのプロジェクトの一部始終をお話しします。数々の実験と研究を通して明らかになってきた祖先たちの意外な素顔に迫り、歴史とは何か、人間とは何かを考えていきたいと思います。
○プロジェクトURL
https://www.kahaku.go.jp/research/activities/special/koukai/

<講師プロフィール>
海部陽介(かいふ・ようすけ)
1969年生まれ。東京大学総合研究博物館教授。理学博士。
専門は人類進化学。東京大学大学院理学系研究科博士課程を中退し、国立科学博物館を経て、2020年より現職。
約200万年におよぶアジアの人類史を研究している。クラウドファンディングを成功させ、最初の日本列島人の大航海を再現する「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」(国立科学博物館:2016-2019)を実行。
著書に『サピエンス日本上陸』(講談社)、『日本人はどこから来たのか?』(文藝春秋:古代歴史文化賞)など。
日本学術振興会賞(2012)、海洋立国推進功労者表彰(2021)など受賞多数。

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