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一般の方歓迎「高校生直木賞」夏休みイベント2022

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2022年6月24日更新

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全国の高校生たちが集まって議論を戦わせ、直近1年間の直木賞の候補作から「今年の1作」を選ぶ「高校生直木賞」。今年で第9回目を迎えた本賞は、史上最多の38校が参加し、逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』が受賞作に選ばれました。

高校生直木賞実行委員会は、受賞者の逢坂冬馬さんをはじめ、同賞の最終選考会で熱い議論が交わされた第165回直木賞受賞作『テスカトリポカ』の著者・佐藤究さんらをお招きし、同賞を特集した「オール讀物」7月号とセットの夏休みイベントを開催します。

<開催概要>
「高校生直木賞」夏休みイベント2022

【登壇者】
《第1回》道尾秀介さん
《第2回》石井光太さん×伊藤氏貴さん
《第3回》逢坂冬馬さん×佐藤究さん

【日 時】*見逃し配信あり(8月31日(水)23:55まで)
第1回 8月13日(土) 16:00-17:00
第2回 8月20日(土) 13:30-14:30
第3回 8月20日(土) 15:00-17:00

【参加費】
2,200円(全3回視聴可能・『オール讀物2022年7月号』付)

主催:「高校生直木賞」実行委員会
協力: 出版文化産業振興財団(JPIC)/文字・活字文化推進機構/「オール讀物」編集部

【申込・詳細】

<イベントについて>
《第1回》道尾秀介さん 小説「その映像を調べてはいけない」読書会
「オール讀物」7月号に掲載されている、道尾秀介さんの小説「その映像を調べてはいけない」をテキストにした読書会です。高校生にも大変人気の高い作家の道尾さんをお招きし、最新作を通して創作の秘密を語っていただきます。イベント後半には高校生からの質問にも答えていく予定です。

《第2回》石井光太さん×伊藤氏貴さん 「国語力」と「人間力」
ノンフィクション作家で、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(文藝春秋より2022年7月27日発売)の著者・石井光太さんと、高校生直木賞実行委員会代表で明治大学教授の伊藤氏貴さんが、学校現場での実例を数多く交えながら、文学を読み解く力と人間形成との関わりや、大学受験や就職試験など、将来に与える影響について語り合います。

《第3回》逢坂冬馬さん×佐藤究さん 「高校生直木賞」トークイベント
第9回高校生直木賞を『同志少女よ、敵を撃て』で受賞した逢坂冬馬さんと、同選考会で熱い支持を集めた『テスカトリポカ』の佐藤究さんによるトークショーです。おふたりの高校時代から作家デビューにいたるまで、作品誕生の背景など多岐にわたってお話しいただきます。イベント後半には高校生直木賞に参加した高校生からの質問に直接お答えする予定です。

<ゲスト紹介>
道尾秀介(みちお・しゅうすけ)
1975年東京都生まれ。2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、同年『光媒の花』で山本周五郎賞、11年『月と蟹』で直木三十五賞を受賞。その他の著書に『向日葵の咲かない夏』『鏡の花』『いけない』『雷神』『N』など多数。

石井光太(いしい・こうた)
1977年東京都生まれ。作家。国内外の貧困、災害、事件などをテーマに取材・執筆活動をおこなう。著書に『物乞う仏陀』『絶対貧困 世界リアル貧困学講義』『遺体 震災、津波の果てに』『「鬼畜」の家わが子を殺す親たち』『浮浪児1945‒戦争が生んだ子供たち』『原爆 広島を復興させた人びと』『43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層』『本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式』『格差と分断の社会地図』など多数。2021年『こどもホスピスの奇跡』で新潮ドキュメント賞を受賞。

伊藤氏貴(いとう・うじたか)
1968年生まれ。文芸評論家、明治大学文学部教授。麻布中学校・高等学校卒業後、早稲田大学第一文学部を経て日本大学大学院藝術学研究科修了。博士(藝術学)。2002年「他者の在処」で群像新人文学賞(評論部門)受賞。主な著書に『告白の文学』『奇跡の教室』『美の日本』、翻訳に『ジョージ・セル ―音楽の生涯―』など。専攻分野(研究分野)は文芸メディアおよび現代における文藝思潮。第1回目から高校生直木賞実行委員会代表を務めている。

逢坂冬馬(あいさか・とうま)
1985年埼玉県生まれ。3歳の時に横浜に引っ越し同地で育つ。明治学院大学国際学部国際学科卒。2021年『同志少女よ、敵を撃て』で第11回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー。刊行後1か月で第166回直木三十五賞候補となる。2022年本屋大賞、第9回高校生直木賞を同作品で受賞。

佐藤究(さとう・きわむ)
1977年福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。18年『Ank: a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞、および第39回吉川英治文学新人賞を受賞。21年『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞、第165回直木三十五賞を受賞。

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