人はどうやって声を出しているの?
赤ちゃんはどうやって言葉を身につけるの?
子どもの"言い間違い"はどうして起こる?
子育て真っ最中である音声学者・川原繁人が解き明かす、最も身近で不思議な音とことばの世界。
かつて子どもだった人、子どもにかかわる人なら誰もが楽しめる、言語に関する素朴なナゾが解ける連続講座です。
見逃し配信もございますので、是非お気軽にお申し込みください!
<開催概要>
オトナたち!子どもと言葉の不思議に飛び込もう
【講 師】
川原繁人さん(音声学者・慶應義塾大学言語文化研究所教授)
【日 時】*見逃し配信あり
第1回 9月3日(土) 13:00-14:30
第2回 9月10日(土) 13:00-14:30
第3回 9月17日(土) 13:00-14:30
【参加費】
・全3回 5,000円(3回セット割・書籍『音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む』付)
・全3回 4,000円(3回セット割)
・各 回 1,500円
【申込・詳細】
<講座について>
1日目:「素晴らしき音声学の世界へようこそ!」
5月に刊行された書籍『音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む』の概観です。
――少女アニメに潜む音声学の原理とは!?
――哺乳行動から見えてくる、ことばの不思議って?
私たちはどのように音声を発しているのか、その基礎を楽しく学びましょう。
2日目:「子どもの言い間違いには意味がある!」
もう少ししっかり音声学入門。
――音声学者が日本語ラップの韻をじっくり分析してみたら......!?
――言語学者夫婦、子どもたちの言い間違いを大事に保護。
――子どもの言い間違いには理由がある!
「ブッコロリー」「とうもころし」かわいい子どもの言い間違いに潜む規則性とは...?
3日目:「音そのものにも意味がある」
――柔らかい音とげとげしている音?
――濁音=大きい、汚い?
音そのものに意味はあるのか? この古代から続く論争に、現代音声学の観点から光をあてます。無意識に抱いている言葉の印象に潜む、音声学的メカニズムとは!?
みなさまからの質問にもお答えします!
我が子の言い間違いエピソードなどもお寄せください。
<講師プロフィール>
川原繁人(かわはら・しげと)
1980 年生まれ。
1998 年国際基督教大学に進学。2000 年カリフォルニア大学への交換留学のため渡米、ことばの不思議に魅せられ、言語学の道へ進むことを決意。
卒業後、再渡米し、2007 年マサチューセッツ大学にて博士号(言語学)を取得。ジョージア大学助教授、ラトガース大学助教授を経て、2013 年より慶應義塾大学言語文化研究所に移籍。
現在、教授。専門は音声学・音韻論・一般言語学。研究・教育・アウトリーチ・子育てに精を出す毎日。
趣味はヨガ・ファスティング・筋トレ、および娘たちと一緒に歌ったり踊ったりエアロビしたり。
著書に『音とことばのふしぎな世界』(岩波科学ライブラリー)、『「あ」は「い」より大きい! ?』(ひつじ書房)、『フリースタイル言語学』(大和書房)など。