辞書編集一筋43年、『日本国語大辞典』(小学館)をはじめとする数多くの辞書を編集してきた神永曉さんが誰でも楽しめるとっても不思議でとっても面白い日本語の世界を案内します。ことわざに関するナゼ?や、誰かに教えたくなるようなウンチクまで、バリエーションを豊かな90分です。
お申込みいただいた方は1か月間、見逃し配信もご視聴いただけます。 当日の都合が合わない方も、是非お気軽にお申込みください。
<開催概要>
「日本語って、面白い?」
講師:神永曉さん(元・小学館辞書編集部 編集長)
【日 時】(1か月の見逃し配信あり)
2023年1月21日(土)14:00-15:30
【配信方法】オンライン(Vimeoにて配信)
【参加費】1,200円
【詳細・申込】
<神永さんからのメッセージ>
皆さんは、正しい日本語というものがあって、辞書にはそれが載っていると思っていませんか?
でもそれは誤解かもしれないのです。ことばは時代とともに変化し続けていて、
正しい日本語といえるものは時代によって違うのです。
そして辞書もその変化に翻弄され続けています。
私は長年、日本最大の国語辞典の編集にかかわり、
日本語が古代から現代までどのように変化したのか、その歴史を見てきました。
その変化を見ると、正しい日本語とは何か疑問に思えることがたくさんあります。
今回の講演では、それをお伝えできたらと思っています。
<講師プロフィール>
神永曉(かみなが・さとる)
辞書編集者。元小学館辞書編集部編集長。
1956年千葉県生まれ。1980年小学館の関連会社尚学図書に入社。1993年小学館に移籍。尚学図書に入社以来、37年間ほぼ辞書編集一筋の人生を送る。担当した辞典は『日本国語大辞典 第二版』『現代国語例解辞典』『使い方の分かる類語例解辞典』『標準語引き日本方言辞典』『例解学習国語辞典』『日本語便利辞典』『美しい日本語の辞典』など多数。2017年2月に小学館を定年で退社後も、『日本国語大辞典 第三版』に向けての編纂事業に参画している。著書に『悩ましい国語辞典』『さらに悩ましい国語辞典』(単行本は時事通信社、文庫は角川ソフィア文庫)、『やっぱり悩ましい国語辞典』(時事通信社)、『微妙におかしな日本語 ことばの結びつきの正解・不正解』『辞書編集、三十七年』(草思社文庫)、監修書に『日本のことばずかん そら』『同 いろ』『同 かず』(以上講談社)などがある。