JPIC読書アドバイザー養成講座
読書を通じた生涯学習社会への参加
一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)では、読書を通した国民の生涯学習推進・読書活動の推進のため、1993年より「JPIC読書アドバイザー養成講座」をスタートしています。
毎期カリキュラムを更新し、常に「本」と「読書」の魅力を掘り下げる多彩な講座を提供。受講生には「編集から印刷」「出版と流通」「電子書籍」「著作権」「読書推進運動」等、各分野の第一人者である講師陣のもと、スクーリングとレポートの組み合わせで体系的に学んでいただきます。
受講される皆さまには、自己の教養を高めるとともに、企業における社員教育の一環、地域での活動やご家庭などで創造的に「読書の効用」を活かした読書推進活動を実践していただきたいと考えております。
本講座修了生の多くが学習会や各種研究会の開催、その他業界内外のさまざまな企画など活発に取り組んでおり、新たな読書推進のモデルとなる事例も数多く生まれています。
これから本講座を受講される皆さまが、同じ目的意識をもつ多くの方々とともに、地域における読書推進のリーダーとなり、豊かな生涯学習社会の創造に多大な役割を担われますことを、心より期待申し上げます。
読書アドバイザーとは何か
皆さんは「JPIC読書アドバイザー」という言葉にどのような印象をお持ちになっていますか。
「読書アドバイザー」は読書についてアドバイスするだけでなく、本と読書に関するさまざまなことに助言・提言をおこない、読書環境の向上につとめる役割を持つ民間資格です。
そして、その活動を通して、「活字の世界がいかに深く、楽しいか」ということに気づいてもらい、その楽しみを通して、「読書は、人が成長・成熟するために、必要不可欠な役割を果たす」ということを知ってもらえるといいですね。
といっても、こうしなければいけないというきまりはありません。
できることを、無理のない範囲で実践しましょう。
◆公式テキスト第一巻『本が手に届くまで』
「読書アドバイザーとは何か その可能性について」より引用
読書アドバイザー制度の目的
- 読書を通した生涯学習の新たな分野を開拓する
- 読書の楽しみを研究し読書推進活動を実践する
- 読書を通して自己表現する活動の場を創造する
■【7つのポイント】
- 1.「本」と「読書」について体系的に学ぶ
- 読書・編集・印刷・書評・図書館など、本に関わるあらゆるテーマに触れ、つながりを把握し、広い視野で出版界・読書環境を俯瞰します。 進化・発展する業界の最新情報もお知らせします。 ※スクーリングの詳しい内容についてはコチラ
- 2.各分野のエキスパートが講師に
- 各分野で活躍するエキスパートをスクーリングの講師に迎え、丁寧にわかりやすい講義をお話しします。 ※講師・テキスト執筆者の詳細はコチラ
- 3.多彩な実習
- グループディスカッション/ワークショップ 読書や本に関わる課題をグループごとに討議・発表することがあります。
- 4.本好きの仲間と出会える
- 北海道から沖縄まで、毎年全国から受講生が集まります。みんな同じ「本が好き」という共通点で集まっていますので、和気あいあいとした雰囲気の中で"仲間"になっていきます。 「普段あまり本の話をする機会がなかったけれど、ここでたくさんの仲間と出会えた」 「日々の業務やボランティア活動で悩んでいたことを話しあえる友人ができた」 そうした出会いが生まれる場所が「JPIC読書アドバイザー養成講座」です。
- 5.独自のテキスト
- 有識者のもとJPICが編集した全3巻の当講座オリジナルテキストは、市販していません。スクーリング内容に沿って『本ができるまで』『本を取り巻く現状』『本をつなぐ』の3巻に編集し、読み物としても充実した内容になっています。そしていつでもどこでも学びやすいよう電子書籍にまとめています。 ※テキストの詳細についてはコチラ
- 6.充実のオプショナルツアー
- 本にまつわる場所の見学やワークショップをさまざま開催します。 ※自由参加。ツアーの内容は毎回異なります。ご案内は受講生に随時お知らせします。
- 7.講座修了後のネットワーク
- ①JPICの読書推進・出版業界イベントの情報を共有します。参加や協力いただき、活動の幅を広げてください。
②当講座を修了した受講生が自主的に集まり、有志で作った自主運営団体「JPIC読書アドバイザークラブ(JRAC:ジャラック)」は、既に30年以上活動を続け、修了生の増加とともに全国で幅広く活動しています。
継続的な勉強の場を持ちたい、交流し続けたい、という修了生の願いは、修了期を超えてつなげ、新たな出会いを生み出し続けています。
後援団体
- 一般社団法人 日本書籍出版協会、一般社団法人 日本雑誌協会、一般社団法人 日本出版取次協会、日本書店商業組合連合会、公益社団法人 読書推進運動協議会、公益財団法人 文字・活字文化推進機構、一般社団法人 日本国際児童図書評議会(JBBY)、日本児童図書出版協会
協賛:一般財団法人 日本児童教育振興財団